投稿日:2021年8月17日
最終更新日:2021年8月27日

小麦製品に潜む罠 (グルテン)

小麦製品に潜む罠 (グルテン)

小麦製品に潜む罠 (グルテン)

こんにちは、Eです。
今回は現代社会においての食の危険を感じて貰いたく、まずは小麦についてあげたいと思います。

過去の日本人は言わずと知れた、和食はお米ですが現在では代用品として小麦です。
意識せずにいると食べない日は無いほど毎日どこかで口にしてしまいます。

日本人は現代社会において、添加物や農薬を、毎年kg単位で摂取しています。
これが、人体実験ではないなら一体何なのでしょう?

今回知って頂きたいのは小麦に含まれるグルテンによって、様々な体調不良が起こることを「グルテン不耐性」と言います。
小麦製品ですが、その頻度が上がるほどに、様々な疾患が増えていきます。
ではどういう事がおきると言いますと、

疲れが取れない
太りやすい
体が重い
頭がぼーっとする
集中できない
下痢あるいは便秘がある
頭痛や腹痛
鼻水、鼻づまり
など・・・

これらはどれも一見、加齢や疲れが溜まったことによる一般的な体調不良と思われがちな症状です。

何をしても改善しないのだとしたら、グルテン不耐症を疑う必要があるかもしれません。

ちなみに、グルテン不耐症はグルテンタンパク質に反応し、
小麦粉を食べてすぐは症状が出ず、数日経過してから症状がでるなど遅延性であることも特徴です。

対して小麦粉アレルギーはグルテン以外のタンパク質にも反応し、アレルギー反応も比較的早く出現します。

本来、人の歴史の中で長く食べ継がれてきているものは安全性が高いというのがセオリーです。

それなのに、欧米人の食卓を支えてきた小麦は、なぜ不耐性のような問題を引き起こすことになったのでしょうか?

小麦粉製品に含まれるたんぱく質グルテンは、グルー(接着)という名前の通り、糊のような粘る作用があります。
パンに弾力性や柔軟性があるのは、グルテンの作用です。

全ての小麦粉の祖先である野生種の「ヒトツブコムギ」のパンが3300万年前のミイラの腸から見つかっていますが、
この頃食べられていた「パン」は現代のパンとは違い、弾力性がなく硬く、木の実のようにほのかな苦味のあるものだったようです。

現在の小麦に含まれる成分を見ると、タンパク質の割合は10〜15%に過ぎませんが、
そのうちの80%がグルテンです。

しかし実はグルテンの遺伝子構造は品種によって大きく違います。

「パンコムギ」の遺伝子は、この数十年の間に大幅な変更(遺伝子操作)が加えられ
弾力性や粘性、美観に優れた小麦粉へと姿を変えてきています。、この遺伝子操作によって、セリアック病の原因と指摘されているグルテンも生まれました。

※セリアック病
小麦、大麦、ライ麦に含まれるグルテンによって引き起こされる自己免疫疾患。
少量でも体内にグルテンが入ると小腸が炎症を起こし、下痢やけいれん、貧血、栄養失調などの重い症状が出る。

小麦に不自然な操作が加えられた背景は、それだけではありません。
爆発的に増えた人口をまかない、飢餓を撲滅し、病気や害虫、日照りから小麦を守ることなどを目的に行われていました。

特に、飢餓の撲滅を目的に品種改良を行なった国際コムギ・トウモロコシ改良センター(IMWIC)の研究は
大きな結果を出し評価され、その研究を行なったノーマン・ボーローグ博士は
農業界では「グリーン革命の父」と呼ばれ、ノーベル平和賞も受賞しています。

確かに、小麦の品種改良によって、たくさんの命が救われたことは事実です。

でも、当時の品種改良には重大かつ傲慢な過失がありました。

それは、安全性の調査をしないままに食糧供給に投入されたのです。
「安全性の確認」はおろか、「交配によって人体に健康被害を及ぼす可能性」をあざ笑っていたのが当時の風潮だったようです。

実際の農業科学的データからすると、
新品種の小麦に含まれるタンパク質は、95%は2つの親品種と同じであるものの、
残りの5%は、いずれの親とも違うタンパク質になるのだそうです。

つまり、品種改良によって生み出される新品種には、想像がつかない未知の性質が追加されるのです。
小麦のグルテンタンパク質はまさにその5%だったのです。

ちなみに、1世紀前の品種と比較すると
現代のパンコムギ種の方が、セリアック病に関連するグルテン遺伝子が多いのだということもわかっています。

現代の小麦種は、パン用やパスタ用、お菓子用に粒子の細かいものなど、何千種もの品種があります。

自分もパスタにピザ、関西人なんでたこ焼きにお好み焼きにうどんは大好物です。

しかし、グルテンが原因でアルツハイマーになった家族がいるので、今まで気にせず食生活を送って来ましたが、
意識せずにはいれません。

若いうちは多少大丈夫でしょうが、摂取量によっては発症が早まる事も事実です。
コスパや便利になった現在ですが、小麦に限らず安い食材にはそれなりの理由がある事を忘れてはいけません。

そんな中、日本には希望の食材があります。

伝統食のそばです。
タンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルス(ルチン)など多くの栄養素を含んでいます。

特にルチンは、血管壁を強化したり、老人性痴呆や高血圧を抑制する効果もあり、
そばを常食する地方は長寿だとも言われています。

二八蕎麦など小麦粉がつなぎとして入っているものが多いですが、
グルテンフリーの時には、ぜひ十割そばがお勧めです。

実はそばは農薬をほとんど必要としない作物なのだそうです。
農薬をほとんど使わないというのは、安心ですね。

また、お蕎麦を食べる時には必ず蕎麦湯を召し上がってください。

お蕎麦の栄養素は水溶性のものが多く、蕎麦湯を飲むことで、
お蕎麦の栄養を余すことなく頂けます。

平均寿命50歳未満の江戸時代に、葛飾北斎も大病を患った後に90歳まで長生き出来た一つの理由として、
有名なクワイの他に毎日そばを食べていたからと伝えられています。

毎日楽しく生きて行くには、まず健康でなければ元も子もないのですが、
それなのに現代社会では知らず知らずの内に体は病に蝕まれていきます。

これからはもっとビジネス優先の悪性食品が増えていくと思うので、知識が寿命を左右するかも知れません。

健康に仕事が出来る環境は出来るとこから、始めてみませんか?
それでは良い一日を!